テレッサさん マレーシアには約8%のインド系の人々が暮らし、コミュニティーを持ちます。食生活は、やはりスパイス料理。私たちから見るとみんなカレー。(ゴメンなサイ)
実はスパイスを使い分け、バリエーションが存在し、複雑な世界があります。
今回4種のカレーとビリヤニ(炊き込みご飯、ご馳走です。これもスパイシー。)を教わりました、
インド系スパイス料理は、カオスかと思っていたら、パターンがあるな。
まず要素その1
メインとなる具。
鶏であるか、海老またはイカ、カニ、魚であるか、野菜であるか。これによって味付けを変える。
その2
スタータースパイス。
パウダーでないホールスパイス。2種から4種ぐらい。
インド系の料理では、どんな料理もまず、油にスタータースパイスを入れ火にかけ、油に香りを写すところから始めるみたいです。
チキンカレーとビリヤニのスタータースパイス
油にスタータースパイスかおを写す
こちらは海老カレーのスタータースパイス。
その3
ブレンド
主に玉ねぎ、ニンニクをミキサーにかけたもの。ソースに厚みをつける。
これは、グリーンチリが入るコルマカレーのブレンド
その4
ミックスパウダー
ミックスされた市販品を使うことが多いみたい。鶏や山羊などのにく用、魚用、ビリヤニ用…とある。
その5
ソースの材料となる野菜、生のハーブ
主にトマト、玉ねぎ、生のコリアンダー、生のカレーリーフ。
だいたいこんな感じ。玉ねぎは小さい紫色のものが主流
スタータースパイスの香りをつけた油に、ブレンド、ソース材料、ミックススパイスを入れて煮る。これが各料理のソースのベースとなります。
ここにメインの具を投入して、味を調え煮込む。具からの出汁がソースと一体となる。
・・・これがマレーシアインド系カレーのパターン。・・・と自分なりに分析、解釈したのですが…
(後でテレッサさんに確認してみようっと)
中国系のウイさんの奥さん、そしてタンさんは、料理の最中ずっと珍しげに眺めていました。中国系の料理法とは、全く違うそう。
こんなに近くに住んでいるのに!それぞれの文化を尊重しながらも別々なんだ!